海女と蛸根付秀逸銘:宗山江戸期

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海女と蛸 掌中の小宇宙
長辺約6.7cmの根付のみの出品

かつて香川にあった志度町には古くからの言い伝えがあります。
「海女の玉取り伝説」
西暦669年頃に藤原鎌足が亡くなり、唐の三代皇帝に嫁いでいた娘は父の追善のために三つの宝玉を送りました。
しかし、唐からの船が志度浦に入る頃、そのことを知った竜神が三つの宝の内の一つ「面向不背(どの角度から見てもお釈迦様を拝める珠で、どこから見ても美しいものの喩えとして使われる)」の玉を奪ってしまいました。
それを知った鎌足の息子である不比等は、宝玉を取り戻すために身分を隠して志度へ行き、そこで出会った純朴な海女に一目惚れして結婚しました。二人の間には房前という子供も誕生し、不比等は素性を明かすと共に志度に来た経緯を話しました。すると海女は「私が取り返してきましょう」と、決死の覚悟で竜宮に向かって海に潜っていきました。無事に奪還できたら腰に巻いた綱を引いて合図をする約束をしていて、その合図が届いたときに綱を引き上げると、両手両足を龍に引きちぎられ、息も絶えだえ、胸を十字に切って身体の中に隠した宝玉を渡しました。
 こうした話は日本では古来から語り継がれ、それは劇となったり浮世絵にも多く登場します。「浮絵海士龍宮玉取之図」、「玉取り(海女と大蛸):歌川国芳」等。
海士(海女:あま)という職業は神聖で未知なる海底と繋がる職業であり、それを実際に見たことのない人たちには、特別な魅力のある世界で想像を搔き立てたのだと思われます。
その後には北尾重政・勝川春潮に続いて葛飾北斎がエロティシズムのある有名な浮世絵を描いています。(最後のニ枚の浮世絵は参考です)
 江戸時代の名人と呼ばれた宗山が作成した海女と蛸の根付には、さすが江戸の洒落と粋が込められていて味わい深く、一見後者の浮世絵に思わせるも、水面へ懸命に向かう表情が、玉取り伝説をモチーフにしているように思わせます。
見る角度で二つのモチーフを重ねる騙し絵的な作品は、さすが名人と言わざるを得ません。
右手に持つものは正面からは鮑や宝貝(昔は貨幣として使われたもので宝玉と重ねる)に見えますが、横から見れば悪さする蛸の触手を押さえていることが分かります。
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